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グルメ会


2017年3月14日(火)、グルメ会が開催されました。
「今回は、オープン以来、最も予約の取れないレストランのひとつであり続けてきた【フロリレージュ】を貸切にしました。2015年に移転リニューアルし、新たなステージへと進化したディナーはコース1種のみ、一皿ごとにシェフのメッセージを濃く深く表現した13品が登場します。」なんとも魅力的な案内文とともにエントリーが叶ったことのお知らせをいただきました。
Florilege 詞華集 一般に同一の文学形式ないし主題の下にまとめられた諸作家の選集を指す語。詩の場合が多く,〈詞華集〉〈名詩選〉などと訳される。ある主題を持って集められた詩。詩を料理に置き換えて、シェフが美味しいものをわかりやすく系統立てて提供してくれるレストランということでしょうか。結論としてはまさにその通り!ワクワク感と自我の味覚という分野の感性を試されているかのような緊張感を見事に溶かし込んだシェフに包み込まれて不思議な高揚感のある2時間を堪能しました!!
まずは焚き火の中からさつま芋!焚き火の落葉はなんという香ばしい香りで、実はほうじ茶です。さつま芋(紫いも)に小枝が刺してある!!ババロア!唐墨の!って想像できないけど長崎のカラスミのほどよい塩気をババロアが受け止める(笑顔)タケノコと烏賊とイカスミ!鹿児島産のタケノコと相模湾で捕れた烏賊とイカスミを焼きたての麹パンでこそげて食しました!
さて次は 旨み、椎茸 という料理 Garcon(ギャルソン)に聞くと 埼玉県狭山市の椎茸ですってなんだか近親感のわく食材ですねえ(笑)うぉ〜!!!!!ななんとトリュフが乗っかっているぞ。そして クリーム色のソースは何?この3つの味わいが渾然と舌の上で溶け合ってああ、しあーわせ!!!!
白ワインやら赤ワインやら、乾杯のスパークリングワインからすでに何杯目でしょうか。とてもとても良い気持ちです。
全体のお料理の流れの中で一つの頂点でしょう、サスティナビリティー、牛が登場です!宮崎産の子牛を生産する母牛の赤身牛。Garconが言うには、母牛はたくさん子牛を育てており普通は肉牛にはしません。しかしながら当Chef de cuisine(料理長)はその母牛を美味しく食べる料理法を編み出して皆様にご提供させていただいております!いや、まさにムダを作らず持続可能社会の見本のような説明に納得!しかしお茶目なセントポーリアンは安易には信じませんよ。自身で納得、自身で体験主義者の前に次々と運ばれてくるメインディッシュに目を輝かせます。だってとてもおいしそうな赤色ですから!やがてテーブルのあちらこちらからため息ともつかぬ歓声が上がる。そう、えも言えぬ美味しさに一同喜び、そしてシェフのFlorilegeに想いを馳せるのでした!
クライマックスはまだまだ続きます!ヘテロ 牡蠣 ヘテロとは異種という意味 つまり異種格闘技のようなもの? 海藻?のようなものを揚げて鳥の巣のようにしてその中に牡蠣!そしてレモン味のメレンゲで塗して食す!なんだかものすごい出会いで感動します。和歌山産の金目鯛と菜の花、分かち合うという名前の料理は京都産の鴨!皆さんでシェアしました。
レモンのソルベは愛媛県のレモン!瀬戸内海気候が美味しいレモンを育てます。(尾道市出身の拙にとってもご自慢の柑橘類です)クレープが出てカカオが出てエスプレッソを頼んで苺の贈り物を食べて完成!!!!
大変良いお食事と美味しいお酒で会話も弾み、〜山村大先輩〜にご挨拶頂き、和やかで充実した時間が流れました。良い企画に感謝です!