活動報告

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世代を超えた勉強会


2017年2月21日「世代を超えた勉強会」が新橋亭に於いて開催されました。今回は、落語家真打でありながら、大正大学客員教授でもあり、うなぎのファストフードショップ鰻屋「宇奈とと」を考案し社長として創業に携わるなど、マルチに活躍する金原亭世之介師匠に「言葉のパワー」と題してご講演をいただきました。タイトル通りS33年卒の大先輩から、H27年卒の若手まで世代を超えた会員・ゲスト含め27名のご参加をいただきました。
開会にあたり、大野晃氏(S33 森永乳業(株)名誉会長)よりご挨拶をいただいた後、いよいよ金原亭世之介師匠にご登場いただき、先ずは「時そば」の落語を一席ご披露いただいた後に講演をしていただきました。
講演では、ご自身が大学講師になった経緯から始まり、何故「挨拶」が大切かということについてご説明いただきました。講演の中では、参加者にも実験台(?)としてお手伝いいただき、挨拶の仕方によって、実際に身体の柔軟性が変る事象について詳しくお話をいただきました。自己誘導、視覚誘導といったことにより、脳が反応して人間の発揮する能力が変ることを参加者自ら体感することで、納得できました。
後半では、ビジネスの世界で起こりうるシチュエーションにもふれられ、部下などの叱り方でもコツがあることなどをお話いただき、日本語の持っている特性についても理解をすることができました。
火事場の馬鹿力に代表されるように、人間は普段はリミッターをかけており本来持っている能力を100%発揮しておらず、それを時々で開放することが大切。リミッターを開放しないと脳はその状態に慣れてしまい戻らなくなってしまう。そうした状態を回避するためにも「挨拶」をして能力を引き出すことが大切である。流石は噺家の師匠であり、講演も面白おかしく世代に関係なく引き込まれる内容であっという間の時間が過ぎてしまいました。
講演のあとは、世之介師匠とお弟子さんを囲んで、呉先輩の新橋亭のおいしい料理を食べながら歓談です。若手代表品川(H8卒)の乾杯に始まり、師匠と会員同士の交流に花が咲きました。最後は、倉石昇氏(S33卒)に中締めをしていただきお開きとなりました。
今後も、楽しめる企画を開催してまいります。普段なかなかお話する機会がない世代を超えた交流も行えますので皆さまのご参加をお待ちしております。