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新春名刺交換会「国際軍事情勢と日本経済の行方」


平成20年1月22日、毎年恒例となる「新春名刺交換会」が日比谷松本楼にて開催されました。18時より開会した第一部の講演会では、会員80が出席する中、軍事ジャーナリストの鍛冶俊樹先生から「国際軍事情勢と日本経済の行方」と題して、昨年末から年始にかけて混沌とした変化を見せる日本の株価低迷・サブプライムローン問題等の余波でうごめく世界経済を、「軍事・情報統制」という角度からご講演いただきました。1997年に国際競争力第一位だった日本が、2002年には30位まで落ちていった背景に、科学技術力では世界第二位の地位を維持しながらも知的財産権の保護が上手くできていなかったために情報が流出し競争力低下の大きな一因となったこと、昨年11月中旬からの株価低迷の発端になった外国人投資家の日本離れの根本的要因は、インド洋からの海上自衛隊撤退を防衛大臣が決定したという報道が我々の想像以上に海外では報道されていたことなど、情報統制・報道の影響がいかに経済環境と密接に関わりあっているかについて、ひろくご講演いただきました。
19時より、第二部となる新春名刺交換会へ席を移し、立教学院 糸魚川理事長 立教大学 大橋英五総長を始め、各学部長・教授、江草校友会会長、伊藤観光クラブ会長、砂田マスコミ立教会会長等 ご来賓23名をお迎えして開催されました。開会のご挨拶として経済人クラブ和田会長より、多くのご来賓を迎え名刺交換会を開催できた感謝のお言葉と、年始より株価の下落が続くというニュースの中、箱根駅伝復路9区で40年ぶりに立教の選手が学連選抜で激走したことに触れ、予選会23位であったことから是非来年悲願の立教のチーム出場を期待していることや、その中で多くの良い学生を輩出し、経済人として幅広い優秀な卒業生の輪を広げていきたい、というお話を頂きました。
また、昨年6月ご就任された立教学院糸魚川理事長からは、大学を取り巻く学生・卒業生・企業人・父兄・職員というそれぞれの立場において経済人クラブのメンバーは、卒業生であると同時に受け入れ先ともなる企業人という2つのステークホルダーであり、135周年を迎える立教学院に物心両面の支援をいただきたいとのご挨拶を頂きました。
立教大学大橋総長からは、大学全入時代到来とも言われる昨今、今年の受験生も10%増を見込んでおり、立教大学のありかたが確実に社会に評価されている。それはただ単にネームバリューだけでなく、様々な財政構造改革を行なった結果、教育研究に資本投下できる体制になってきていることである。大学から社会へ発信していく、大学の改革は終ることがなく前に進んでいきたいとのご挨拶をいただきました。
続いてご来賓各位をご紹介した後、江草校友会会長より、高らかに乾杯のご発声を頂きました。
久しぶりにお顔を拝見した同友、松本楼の美味しい食事とお酒により大変話が盛り上がる中、昨年6月の後、新たに経済人クラブの一員となった新入会員の方々にご登壇いただいて挨拶を頂きました。安東隆司様(H1社・SG信託銀行⑭プライベートバンキングディレクター)、小齋武規様(H12産・⑭モビーリア取締役)、佐藤武様(49法・ミラクル・リナックス代表取締役)、徳澄範光様(62数ブレーン・アシスト⑭)、松久功二様(H5経・NOBU TOKYO 合同会社本部)、山口祐介様(61営・⑭ライクス代表取締役専務執行役員)、湯浅修様(⑭ブレーン専務取締役)。暖かい拍手の中で新メンバーを迎えることが出来ました。
お酒も進み、さらに会場が盛り上がる中ではありましたが、当会坪野谷雅之最高顧問の高らかな一本締めによる中締めをもって大学の益々の発展と会員企業の隆盛、各位の健勝を願いながら閉会いたしました。