活動報告

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朝食勉強会


3月19日(水)、第一ホテル東京で今年度2回目の朝食勉強会を開催させていただきました。
今回はマクドナルドのCEO、原田泳幸様を講師にお招きし「明日への提言」というテーマでお話いただきました。
アップルコンピュータジャパンと日本マクドナルド、2社とも「マック」として知らない人はいないと思います。ただこの2社がどんな理由で低迷していき、どのように回復していったのか、少なくとも私は知りませんでした。原田様がどんな改革をし、業績回復へ導いたかをひとつひとつご説明いただきました。大変勉強になるお話ばかりだったのですが、その中でも特に印象に残ったお話をご紹介させていただきます。
「ビジネスがうまくいってないときは一番経営が楽」
「変化するときは痛みを伴う」
「成功すると誰かがたたいてくるのが世の中」
冒頭にお話いただいた言葉なのですが、この言葉を聞いた瞬間に自然と話に引きずり込まれていったことを覚えています。
2つの「マック」の状況が良くない時に経営に携わり、立て直された原田様だから言えることなのかもしれませんが、自分が勤めている会社の状況、日本の経済や政治の状況などと重ね合わせて考えさせられました。
また、アップルにおいてもマクドナルドにおいても「らしさ」を取り戻すことを第一にお考えになった、ということが印象的でした。
パソコンを買おうと思っている人たちをマイクロソフトと奪い合うのではなく、買おうと思っていない人たちに売ろう、という発想から「iMac」が爆発的に売れ、ビックマックをただ倍にしただけの「メガマック」はビーフがなくなりかける程、爆発的に売れたというエピソードは非常に興味深かったです。
新しい手法を用いて基本に立ち返る、お客様の期待を超える、会社はまず顧客のものである、ビジネスはスピード、などキーワードは書ききれない程ですが、「マック」と「マック」、全く違う業種の2つの会社を同じように業績回復へと導いた原田様のお話は、時間を忘れてしまうほど有意義なお話でした。
日本マクドナルドのCEOに就任されて4年、以来売上高は3割増え、経常利益は8倍強に拡大しています。2月末の日経新聞のインタビューに対しても「経営改革はまだ5合目」とお答えになっておられますが、2010年の全店売上高6000億円という目標を、どのような方法で達成されるのか、これから「マック」に注目していきたいと思います。
最後になりますが、今回もたくさんの方に参加していただくことが出来ました。
講師の原田様を始め、ご参加いただいた皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。