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新春名刺交換会「新春経済雑感」


平成21年1月26日(月)、毎年恒例となる「新春名刺交換会」が日比谷松本楼にて開催されました。
18時より開会した第一部の講演会では、会員90名が出席する中、野村證券執行役員会長 古賀信行(こがのぶゆき)様から「新春経済雑感」と題して、昨年秋のリーマンブラザースショックを発端に大転落した世界経済と深刻な金融問題を、プロの目線からご講演いただきました。
「新興国の成長による消費とアメリカの消費体質に支えられてきた世界的な市場は、この大不況において一気に冷え込んでしまった。オバマ新大統領が就任して金融・財政面から大規模な景気刺激策を発動する計画となっているようだが、過剰消費体質の是正が始まった今、本格的な景気回復の時期は2010年半ば以降になるだろうと予想される。日本企業も、設備投資調整や09年度マイナス成長などが響き、デフレ対応型経営が必要となるだろう。新興国の富裕層向け商品市場へ向けた商品開発などが急がれる。日本企業も米国の景気回復を先取りする形で2010年半ばころからの回復となるであろう。」約50分の講演でしたが、時節柄ということもあり、会場内に用意した席が全て埋まるほどの満席という熱気ある講演会となりました。
19時より、第二部となる新春名刺交換会へ席を移し、立教大学 大橋英五総長を始め、各学部長・教授、江草校友会会長、田尾体育会OB・OGクラブ会長、伊藤観光クラブ会長、砂田マスコミ立教会会長、藤岡立教出版クラブ会長等ご来賓20名をお迎えして開催されました。開会のご挨拶として経済人クラブ和田会長より、多くのご来賓を迎え名刺交換会を開催できた感謝の言葉に始まり、実体経済からかけ離れ、行き過ぎた世界の逆戻しが始まった今、「知恵、勇気、努力、忍耐、寛容」という和田会長ご自身の座右の銘にも触れながらそれらを大事にしながら誠意誠実さをもって経済人としての皆様の活躍をお祈りしたいというお話をいただきました。 立教大学大橋総長からは、各大学が非常に厳しい環境のなか、立教大学においては財政の改革を行ってきた。売れる物をきちっと出す、ということに重点をおいた施策をとってきた。今、創立135年以来、最も財政が安定しているのではないか。大学という教育機関であるからこそ、投資は教育に投下し、より魅力ある大学つくりのために立教未来計画135周年募金への協力も含めて協力を依頼いただき、さらに前進したいとのご挨拶をいただきました。
続いてご来賓各位をご紹介した後、江草校友会会長より、高らかに乾杯のご発声を頂きました。 久しぶりにお顔を拝見した同友、松本楼の美味しい食事とお酒により大変話が盛り上がる中、昨年6月の後、新たに経済人クラブの一員となった新入会員の方々にご登壇いただいて挨拶を頂きました。

  • 八端憲明様(49法・(株)ナチュラルエナジージャパン代表取締役)
  • 松本直樹様(50済・(株)ジェーシービー代表取締役兼専務執行役員)
  • 北岡修一様(55営・東京メトロポリタン税理士法人代表社員)
  • 狩野英樹様(63化・(株)ネオジャパン取締役)
  • 稲吉福司様(H7営・(株)フォーネット社総務課長)
  • 松本成明様(H8観・ナ‐ルミナス(株)代表取締役)
  • 桑本淳子様(H8法・東京中小企業投資育成調査役)
  • 加藤慎也様(H13営・日本SGI(株)シニアセールス)
  • 塚原勇規様(H15社・アビームコンサルティング シニアコンサルタント)

暖かい拍手の中で今年も多くの新メンバーを迎えることが出来ました。
お酒も進み、さらに会場が盛り上がる中ではありましたが、当会副会長 松井幹雄様(36英・(株)ホテルオークラ 代表取締役会長)のご挨拶をもって大学の益々の発展と会員企業の隆盛、各位の健勝を願いながら閉会いたしました。