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第31回定期総会


平成23年6月1日(水)午後6時00分より、毎年恒例となりました「立教経済人クラブ第31回定期総会」が、日比谷松本楼にて開催されました。
第一部の定期総会は、会員87名の出席をいただき、総務委員安食正秀氏(S61営・株式会社アセットアドバイザー代表取締役)が司会者となり開会を宣言、会則第11条により、議長に会長である和田成史氏(S50営・株式会社オービックビジネスコンサルティング代表取締役社長)が指名されました。
東日本大震災の被災者の方々への黙祷は、参加者が一人でも多い懇親会の冒頭で行う旨、会長ご挨拶も懇親会の席で行う旨をお伝えし、早速審議に入りました。
第1号議案:2010年度事業報告については事務局長である中島弘人氏(S57経・株式会社東海リライアンス代表取締役社長)より、東日本大震災の影響で3月11日以降に実施できなかった事業があるものの、特に昨年秋に「立教経済人クラブ創立30周年記念式典」が盛大に実施できたことを中心に、資料記載の通り28事業が運営され、いずれの事業も盛況のうちに終了したとの報告がありました。
続いて第2号議案:2010年度決算報告を守屋財務委員長から、当期収入合計10,340,213円、当期支出合計11,939,595円、当期収支差額-1,599,382円、基本金組入額0円、次期繰越収支差額3,714,019円、また、「貸借対照表及び財産目録」(本誌掲載)で、正味財産合計16,505,182円、基本金13,340,000円との報告がありました。当期収支差額が負であることについては、創立30周年記念式典の開催に約2,000,000円を支出したためである旨、補足がありました。
監査委員長北岡修一氏(S55営・東京メトロポリタン税理士法人代表社員)から、収支及び財産状況は正しく示されている旨の監査報告がありました。議長が第1議案・第2議案について諮ったところ、満場一致で承認されました。
引き続き、第3号議案:2011年度事業報告案を中島事務局長から提案されました。
それに伴う第4号議案:2011年度予算案については、守屋財務委員長より、収支計算書(予算案)の提示がありました。特に、2011年度予算案には、東日本大震災の被災者の方々への義援金として、立教経済人クラブから1,000,000円を校友会に寄付し、立教大学が関連団体からの寄付
をとり纏めて校友会から被災地支援を行う予定がある旨、中島事務局長から補足がありました。 第3号議案、第4号議案について議長より諮ったところ、満場一致で承認され、出席いただいた方々のご協力をもってすべての審議が滞りなくスムーズに進行致しました。
午後6時20分より、第2部となる講演会が開催されました。
和田会長からのご紹介により、外交ジャーナリスト、元NHKワシントン支局長の手嶋龍一様に、「苦難のさなかのリーダーシップを考える~東日本大震災とビンラディン襲撃」と題して、ご講演を頂きました。
「インテリジェンスとは単なる極秘情報ではなく、一国のリーダーが重要な決断を下すのに依拠するものである。日本ではインテリジェンスは情報と訳されるが、インテリジェンスとインフォメーションは似て非なるものである。インテリジェンスとは膨大な情報の山から貴重な情報の原石を選び抜いてその真贋を確かめ、周到な分析を加えて、全体像を描き出すためのものである。」との言葉に、未だ見通しの出来ない日本の原発や政局について、ここに問題の本質があるように聞こえました。
講演後も懇親会の出席を賜れるとの事でしたので、質疑は懇親会でお願いすることとし、講演会を終了いたしました。
午後7時20分より、第3部の懇親会となりました。立教大学校友会副会長 小出康之様、立教大学統括副総長 白石典義様、立教学院理事長 糸魚川順様を始め、各学部長・教授、天沼校友会レディスクラブ会長、三輪校友会レディスクラブ副会長、砂田マスコミ立教会会長、マスコミ立教会伏見事務局長ほか、ご来賓22名と、懇親会から参加のメンバーを加えて出席者は117名と多数になりました。
まず始めに、東日本大震災では想像を遥かに超える被害で、大勢の方が亡くなりました。犠牲者の方々のご冥福を祈り、出席者全員で黙祷をささげました。
開会のご挨拶として経済人クラブ和田会長より、被災者へのお見舞いの言葉と、復興に対する祈念の言葉がありました。また、全ての議案が承認され総会が無事に終了した旨や、経済人クラブは、若い世代の入会を求め、世代や、企業や、業種を超えた交友力が高め、会員相互が融合し協力できる環境を目指したい。との挨拶をいただきました。
ご来賓を代表し、立教大学白石統括副総長から、大震災に関連して、帰宅困難者4500名を引受たこと、第一食堂からおにぎり4000個が無償提供されたこと、学生に直接の死傷者がなかったこと、卒業式、入学式が中止になったことの報告がありました。
また、復興支援については、中長期的な復興支援活動指針が策定され、支援本部が設置されたこと、ボランティア支援、入学費や学費等の支援、震災に関わる新規研究が行われることの報告がありました。そして最後に、惜しかった野球部と全日本で活躍した水泳部等について報告がありました。
続いて、立教学院糸魚川理事長からは、募金委員長としての報告として、立教未来計画に基づく募金が、2年で20億円以上(目標50億円)も集まったことへの感謝のお言葉と、片岡募金室長の紹介と、引き続き募金の継続に対するお願いがありました。
その後、経済人クラブから、総会で承認を受けた義援金の目録が、和田会長から糸魚川理事長へと贈呈されました。続いてご来賓各位をご紹介した後、新たに経済人クラブの一員となった新入会員も多数参加されましたので、ご紹介致しました。

稲川景一(S48社 (株)協進印刷 取締役社長)
山本哲郎(S51営 山本公認会計士事務所 所長)
芦田祐子(S56営 芦田祐子税理士事務所 所長)
柳沢学(S58教 (株)ブライダル・アシスト・インターナショナル 代表取締役)
梅村吉博(S62営 東京経営労務研究所 代表)
辻口寛一(H1心 クロスロード(株)代表取締役社長)
長谷川章博(H12物 AXLBIT(株)代表取締役)
加藤三紀彦(H20院ビ(株)サーチ24 代表取締役)
佐々昌夫(H22院ビ(株)佐々テニス企画 専務取締役)

暖かい拍手の中で新メンバーを迎えることが出来ました。
小出校友会副会長より、本年4月に田尾交友会長が会長に選任されたとの報告を頂いた後、乾杯のご発声を頂きました。
久しぶりにお顔を拝見した同友、松本楼の美味しい食事とお酒により大変話が盛り上がり、会場各所で大いに笑い、情報交換に華が咲きました。
お酒も進み、さらに会場が盛り上がる中ではありましたが、最後に、中島一彰様(S41営 ⑭インベストメントインターナショナル代表取締役)のご挨拶をもって大学の益々の発展と会員企業の隆盛、各位の健勝を願いながら閉会いたしました